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「本山博著作集」第十巻の読みどころ   宮司 本山一博

今月は第十巻の読みどころをお送りします。博士論文のころからAMI研究の曙のころの科学的研究の成果が収録されています。宮司様の科学的研究についての基本的な発想が見えてきます。それにしてもAMIの発明のころの研究の大車輪の様子はまるで重厚なトラックが疾走しているかのようです。宗教団体における私設の研究所で奮闘される宮司(現名誉宮司)のご苦労は並大抵のものではなかったでしょう。そしてそのころに妙光之神様が亡くなり、研究の道半ばで教団のすべてを背負うことになった宮司様のお気持ちは察して余るものがあります。AMI研究の立ち上がりにおける宮司様の発想力の素晴らしさも目を見張るものがあります。

 催眠現象と宗教経験

古来より宗教体験や神秘体験と関連の深い催眠現象について考察したものをまとめています。個々の論文は全て本著作集の第一巻に収録されていて、主に1960年代前半に書かれたものです。それを一冊の本にまとめたのは、出版当時の1970年代に宗教体験・神秘体験を催眠現象として理解する風潮があったので、その相違点を明らかにするという目的があったからです。しかし、この異なる体験がともに心身相関という大きな共通点をもっていることがまた重要な意味があったのです。

 宗教と医学

1970年前後の論文集です。ここで宮司(現名誉宮司)は自らの超心理学的研究の方法論と歴史上の位置づけをかなり整理された内容で述べられています。また、まさにAMI発明前夜の研究も紹介されています。宮司様にとって経絡研究がそのまま見えない世界を示すための研究であることがはっきりと見て取れます。そして見えない世界の研究対象の中身とは、まずはチャクラのことなのです。また東西医学の統合を視野に入れた論考が見られます。そしてライン博士以来の超常現象があるかないかを示す統計的手法による研究の限界を指摘し、超常現象のメカニズムを探求するための科学的実験による研究の必要性を説いています。

 経絡-臓器機能測定について

AMIについての初めてのまとまった研究書です。ここでAMIが何を測っているのかを明確にしています。それは手足の指先にある各井穴と手首などに取り付けられた電極との間の電圧をかけた時点からの電流値の変化の時系列での記録です。その変化から何が読み取れるのでしょうか。それを伝統的な経絡の知識と種々の測定を統計処理した結果とを照らし合わせて、経絡の動向であると結論づけるのです。

 ヨーガの東西医学による研究

AMIによる経絡の測定とチャクラの理論との具体的な関係が語られだしてきます。またチャクラマシーンによる測定がそれを促進しています。また、二人の違うタイプの優れたヨーガ行者の心身相関(霊体肉体相関というべきか)を様々な側面から測定しています。